世界史の勉強法をはじめからていねいに|世界史の流れを掴む一冊

逆転合格.com|大学受験勉強法,参考書,大学別攻略情報オススメ世界史の参考書11選世界史の勉強法をはじめからていねいに|世界史の流れを掴む一冊
世界史の勉強法をはじめからていねいに

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』では、世界史の大まかな流れを漫画形式で理解することができます。

また、世界史の内容に入る前に、どのように勉強していけばよいかという勉強法についても知ることができるため、世界史を勉強する前にうってつけの一冊です。

この記事では、『世界史の勉強法をはじめからていねいに』の使い方やレベル、いつから使えばいいのかなどについて解説します。

教材名 世界史の勉強法をはじめからていねいに
ジャンル 参考書
出版社 ナガセ
出版日 2019/3/26
必要時間目安
目指す大学群レベル
分量(ページ数) 312頁

具体的なおすすめポイント

  • 世界史の勉強法と流れを一冊で把握できる
  • 漫画形式で高校世界史を概観できる
  • すぐに一冊読み切れる

注意点

  • 世界史の大まかな流れを掴むための本であり、詳しい年号やキーワードは教科書や他の参考書で学習する必要がある
  • 漫画形式なので試験直前の復習等には不向きである

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』はどんな人におすすめ?

本書を主におすすめする人は下記のような人です。

  • これから世界史を履修する人
  • これから世界史を受験科目として勉強する人
  • 世界史の流れがよく分からない人

漫画で世界史の流れをざっくりと理解できるので、初学者もしくは世界史が苦手な人向けの内容となっています。

逆に、もう既に模試などで7割以上取れているというような人には物足りないかもしれません。

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』の特徴

本書の主な特徴(長所)は、
①世界史の流れが分かる
②世界史の勉強法が分かる
の2点です。

これから2点に分けて解説していきます。

世界史の流れが分かる!

本書の特徴はなんといっても、全ページ漫画で世界史の勉強法と流れをざっくりと読めることです。

①世界史を学ぶ理由、②世界史の勉強法、③世界史の流れの順で構成されているので、勉強法を把握してから世界史の内容に移ることができます。

高校世界史は覚えることが非常に多く、いくつもの地域と年代について一つ一つの出来事をおさえていかなければならない科目です。

そのため、個々の出来事について勉強している内に全体的な流れへの理解がおろそかになりがちです。

何が何に影響を与え、地域間にどういった関係があるのかが分からないまま、次の時代の勉強に進んでしまうことが多くなります。

そこで本書を読むことで、地域や年代を超えた世界史の流れを掴むことができます。

全体の流れが分かることで、一つ一つの出来事の位置づけも把握しやすくなるでしょう。

世界史の勉強法が分かる!

また本書は、世界史の「勉強法」を教えてくれる参考書であり、知識を定着させる方法や地図の覚え方を学ぶことができます。

勉強法を知らない状態で世界史の教科書をはじめから終わりまで読もうとしても、なかなか覚えにくいと感じるでしょう。

そういった人に向けて、「こういった方法で勉強を進めればいいのか」という指針になる一冊です。

この一冊から勉強の指針を定めて、教科書を軸として他の参考書や問題集にも手を広げていくことで、知識を定着させることができるでしょう。

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』の使い方

本書のおすすめの使い方は、以下の2つです。

①これから世界史を勉強するというときの導入として
②ある程度世界史の勉強を進めていったときの復習として

この2点に分けて使い方を解説します。

①これから世界史を勉強するというときの導入として

世界史の大まかな流れを漫画形式でサクッと読めるのが本書の長所です。

  • 「まだ世界史の勉強を始めていないけれど、どんな内容なのか知りたい」というとき
  • 「細かい出来事は分かったけれど、これが世界史全体とどう関係あるのか分からない」と思ったとき

上記のような時などに、世界史を概観するというイメージで使うとよいでしょう。

②ある程度世界史の勉強を進めていったときの復習として

漫画形式であることの利点として、一冊を読み切るのにかかる時間が短いことが挙げられます。

そのため、大まかな流れを復習したい、復習する必要があると感じたときには何度でも読み通しましょう。

流れが分かった状態で出来事の名前や年代を覚える勉強に取り組む、その繰り返しによって記憶を定着させるという使い方ができます。

他の教科書、参考書とあわせて使うべし

一方で、漫画形式=ストーリー仕立てになっているため、特定の用語について調べたり暗記したりする勉強には適していません。

用語の詳しい解説については教科書や他の用語集を参照する必要があるので、この一冊で入試対策をするという使い方はできません。

逆に教科書や他の参考書を読んでいると見失いがちな流れに立ち戻りたいときに読む、ガイドラインのように使うのがおすすめです。

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』のレベル

本書の対象は「世界史が苦手な人」「世界史の勉強方法がわからない人」などであり、レベルとしては初学者向けと言えます。

その中でも、「どうやって勉強したらいいか分からない」「効率の良い覚え方はないの?」と感じて足踏みしている人向けのレベルです。

全ページが漫画形式で書かれているので初学者でも読みやすい反面、「もっと詳しく勉強したい」「ほぼ満点に仕上げたい」という上級レベルの方には向いていないでしょう。

この一冊で共通テストや二次試験に対応できるほど、世界史の知識を網羅しているわけではありません。

あくまでも教科書や用語集の補助線レベルとして位置付けるべき参考書です。

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』はいつから使えばいい?

ここでは、本書をいつから使い始めたらよいかについて解説します。

また、逆に不向きな時期についても紹介しますので、参考にしてください。

世界史の勉強を始める前に

本書をいつから使えばいいかについては、世界史を履修し始める前が最もおすすめです。

まず世界史の流れをざっくりと把握し、教科書などで細かい出来事や人物名をおさえていくことで、地域や出来事どうしの繋がりを意識しながら世界史の内容に取り組むことができます。

また、既に履修し始めていても、本格的に世界史の受験勉強をしていない人であれば、世界史の勉強法を知る目的で使い始めるとよいでしょう。

①学校でもうすぐ世界史を履修する時期(高1,2)
②もしくは受験シーズンの前(高2冬から高3春にかけて)

高校3年間のいつから使うのかというと、上記の時期には着手することが望ましい本です。

試験直前には不向き

逆に、試験直前の演習量が必要な時期に読んでも、勉強法に与える影響や新しく得られる知識は少ないと考えられます。

そのため、早い段階で一読しておくのをおすすめします。

一度読んで世界史の流れを把握した後でも、細かい出来事について勉強していると流れを忘れてしまいがちです。

ある程度勉強を進めてから再度読み直すことで記憶と理解を定着させることもできます。

つまり、一周したら終わりではなく何周もすることで最大限活用できる参考書なのです。

そして、漫画形式になっていることで何周もしやすい参考書であると言えます。

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』|まとめ

『世界史の勉強法をはじめからていねいに』は、世界史の勉強法と流れを教えてくれる参考書です。

これから世界史を勉強する人、世界史の全体像を掴みかねている人におすすめです。

漫画形式でサクッと読めるので、世界史のイントロダクションとしてまず一読してみてはいかがでしょうか。

また、空いた時間にも読みやすい参考書なので、勉強の合間に復習として使うこともおすすめです。

教科書や他の参考書で勉強しているけれど、世界史全体の流れがよく分からない、点数が伸び悩んでいるという人は、『世界史の勉強法をはじめからていねいに』で一度おさらいしてみるとよいのではないでしょうか。

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